高齢者がお風呂でヒートショックにならない為の予防策

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このところ寒くなってきたので、
「あ、そうだ、ヒートショックについて書こう!」
と思いつき、

11 月 26 日(いい風呂の日)という事なので、これに絡めて投稿できれば最高だよね♪

って考えていたのですが・・・、

 

 

残念ながら「いい風呂の日」は過ぎていました。

それでも、ヒートショックは下記の図のとおり、12月~2月に多く発生していますので、気を取り直して書いていこうと思います。

ヒートショックって何?

さっそくですが、ヒートショックとは、「暖かい部屋から寒い部屋への移動などの、温度の急な変化により、体に与えるショックのこと」です。

暖かくなると血管が広がって、血圧は下降します。

寒くなると血管が縮って、血圧は上昇します。

このように血圧が、急激に変動する事で、心筋梗塞や、脳卒中につながる危険性が出てくるという仕組みです。

若い人だとこのような血圧の急変動にも耐えられるのですが、高齢者になると注意が必要です。

理由は次のような事からです。

高齢者が血圧の急変動に弱い理由
  1. 高齢になると、血圧を正常に保つための機能自体が低下する。
  2. 高齢になると、温度変化に対する感覚が鈍くなる。
  3. 高血圧の高齢者は、さらに血圧を正常に保ちにくい。

実際に浴槽での溺死者数の90%65歳以上となっています。

以上の事から、高齢者は温度差に注意が必要なのです。

因みに、「ヒートショック」による事故は、高齢者の事故の中でも上位に上げられ、「転倒」・「窒息」と合わせて、「高齢者の3大事故」と言われています。

どうすればいいの?

基本的には、移動時の温度変化を小さくするために、できるだけ家全体をメインの部屋と同じ温度にしておくことが重要となります。

家全体とまではいかなくても、最低限トイレやお風呂などは温めた方が良いでしょう。

トイレもヒートショックが起きやすい場所ですが、今回はお風呂に絞って対応策の話を進めていきます。

温度差に注意シリーズ
  • 浴室・脱衣所を暖める:浴室乾燥機やミニヒーターなどを使ったり、浴槽のフタを開けてお湯を張る。シャワーを使ってお湯を張る。などの方法で浴室を暖める。
  • お風呂のお湯の温度は41℃くらいまで:余り熱くし過ぎると、血圧が下がりすぎてしまい、出たときに急激に血圧が上がってしまいます。
  • かけ湯をしてから入る手や足などから「かけ湯」をして、体をゆっくり温度に慣らしながら浴槽に入る。
血圧に注意するシリーズ
  • 湯船に浸かる時間は、10分以内長湯になると血圧が下がりすぎてしまい、出たときに急激に血圧が上がってしまいます。
  • 入浴前に水分を取る水分が不足して血液がドロドロになると、寒さで血管が縮まったときに詰まりやすくなります。
  • 飲酒後の入浴は控えるお酒を飲むと血圧が下がりますが、お風呂で更に下がり、戻ったときの変動幅が大きくります。
その他
  • 入浴前には家族に一言かける事故が起きた場合、早期に発見してもらいやすくなります。

以上のポイントを押さえれば、かなりの確率でヒートショックを防止することが出来るのではないかと思います。

ただ、うちの親もそうなのですが、高齢者の方は「もったいない」といったの意識から家全体を温める事に抵抗を感じる方も多いと思います。

「もったいない」気持ちはとてもいい事だと思いますが、

若い時に比べて自分の「血圧のコントロール能力が低下している」といった、本人の自覚は薄いかもしれません。

ヒートショックによる死亡事故の数は、交通死亡事故よりもはるかに多いと言われています。

何せ「高齢者の3大事故」の1つですから。

ですので、周りも正しい情報を教えてあげて、「暖房は、元気でいる為の必要経費だよ!」と伝えて、寒い冬を乗り切っていきましょう。

それではまた!

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