天敵を倒すミツバチの話

以前、ミツバチが
いなくなったら

とんでもない事に
なりますよ!って、

記事を書きました。

ミツバチがいないと困る話

そ~言ってるのに、

事もあろうか、

そのミツバチたちを
食いまくっている
ヤツがいます。

それは誰ですか?
って言うと、

スズメバチの
ヤローです。


ミツバチは温厚
いい奴なのですが

このスズメバチは
凶暴です。

しかもカラダがデカいので、
赤子の手をひねるがごとく

ミツバチたちを
殺しまくります。

ひどいケースになると、
ミツバチの巣ごと
壊滅させれることも
あります。

スズメバチ数匹で

総勢3万匹
ミツバチファミリーが
皆殺しにされて
しまうのです。

何も悪いこと
してないのに

ヒドすぎます・・・。

しかし、
ミツバチたちも
この状況で、ただ黙って
やられているわけでは
ありません

考え抜いた末に
とうとう必殺の「作戦」
編み出したのです。

その作戦の名前は
「熱殺蜂球作戦」です。

調査の結果、
ミツバチは50℃くらいの
温度まで耐えられる
そうですが、

スズメバチは
46℃くらいまでしか
耐えられません。

カラダの小さな
ミツバチたちが

戦って勝つには
この利点を生かすしか
ありません。

それに加えて
ミツバチたちが
優位な点がもう一つ
あります。

それは、
圧倒的な「数」
です。

この2つの利点

1「数」
2「温度耐性の差」

を上手く戦いに
取り入れていくのです。

戦いの流れはこうです。

スズメバチが襲ってきたら、
まず最前線の数匹が
タックルします。


スズメバチが
ひるんだところで、

間髪入れずに
後方のミツバチたちが
次々に団子状になるまで
集まります。

そして団子の状態で
カラダを震わせることで
熱を発生させ

48℃くらいまで上昇させ
スズメバチを倒します。

しかし、ミツバチたちも
無傷ではいられません。

最初にタックル
していった
ミツバチたちは

やはり、嚙み殺されて
しまうそうです。

多い時には20匹くらい
やられてしまいます。

そして、
嚙み殺されてしまった
以外のミツバチたちも

自分達の発生させた
熱攻撃でかなりのダメージを
負ってしまうのです。

でも、その戦いによって、
3万匹のファミリーたちを
守ることができます。

まさに決死の作戦。

お見事としか言いようが
ありません。

誰が一番最初に
タックルに行くのか・・・、
の話し合いは

おそらく、
かなり紛糾するのだと
思います。

そして、そんな中で、

勇気をだし「一番槍」を
名乗り出た者は

きっとその後、
英雄として語り継がれるに
違いありません。

自らの身をていして、
「風の谷」を守ってくれた
ナウシカのように。


ナウシカはその後、
王蟲たちによって
回復してもらいましたが、

ミツバチたちは
そうはいきません。

ご冥福を
心よりお祈り申し
上げます。

そして、

戦いの末に守られた
ミツバチたちは

その後、

より多くの
「ハチミツ」を作り、

より多くの「花粉」を
運ぶことで、

たくさんの人たちに
喜ばれるような

そんな立派な「巣」に
することを誓うに
違いありません。

きっと、第一陣の
ミツバチたちの功績は
末代まで語り継いで
いかれることでしょう。

私も、
命をかけて戦ってくれた
あなたたちの事は
決して忘れることは
ありません。

もしも
スズメバチの巣を
見つけたら、

速やかに
駆除業者に連絡をして
ブッ倒してもらおうと
思います。

それでは、さよ~なら。