高齢者で高血圧ですが、食事ってどうすればいいの?
「なんか、病院で高血圧って言われて、塩分控えなさい!って言われた。 まあ、そこそこに気を付けて生活するか~」
そんな感じで、少し軽めに考えてる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本は世界的に見ても塩分を摂りすぎの傾向があり、実際に日本の高齢者の3人に2人が高血圧と診断されています。
そう言われてみたら私の周りでも「わたし、高血圧だからさ~」っていう人、けっこう普通にいます。
すごく一般的な症状で、「高血圧」って言っても、あまり危機感が伝わってこないんですが、実は侮っていけないものなのです。
「高血圧」は自覚症状がほとんどなく、静かに「動脈硬化」が進み、そのまま重症化して「死」につながるケースもあります。
そんな事から「高血圧」は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」などと言われているそうです。
「糖尿病・じん臓病」の時もそうでしたが、ネーミングが怖すぎです・・・。
さて、今回はそんな「高血圧」について、書いていこうと思います。
高血圧ってなに?
血圧には心臓が血液を押し出すときの「上」の血圧と、心臓が拡張したときの「下」の血圧の2つあります。
「上」が140以上、「下」が90以上になると「高血圧」と診断されます。
高齢者の場合、特に「上」の血圧が高くなる傾向があります。
血圧を上昇させる5つの要因
- 血管の弾力性が低い
- 血管を流れる血液の量が多い
- 血液の粘度高い
- 心臓の筋肉の収縮力が強い
- 細い動脈の、血液の通り道が狭い
原因は?
一般的に高血圧は「肥満、喫煙、ストレス、塩分の摂りすぎ」が主な原因と言われています。(明確にはなっていない)
そして、高齢者になると、主に「血管の弾力性が低下」していき、血圧の流れが悪くなり、高血圧になります。
その他、次のような原因もあります。
高血圧の主な特徴として「温度差で脳卒中や心臓病などを起こしやすくなる」などがあげられます。
ほっておくとどうなるの?
最初にも書きましたが、ほっておくと「動脈硬化」が進み、下記のような重大な病気を引き起こす可能性があります。
- 脳梗塞
- 脳出血
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 心肥大
- 腎硬化症
どうすればいいの?
高血圧の根本的な原因は、実のところ明確にはなっていないそうですが、先に上げた、「生活習慣」が大きく影響している事は間違いありません。
よって、次のような事に気をつけながら生活を送ることが大切です。
- 食事の塩分を控える
- 水分をこまめに摂る
- ゆったりと行動する
- 適度に運動をする
- 飲酒や喫煙を控える
- イライラしない
- 入浴時など急激な温度変化を避ける
まとめ
高血圧はほっておいても良くなることはありません。改善・予防には、「生活習慣の見直し」が最も大切です。
中でも「食事から受ける影響は大きい」ので、「塩分控えめの栄養バランスの取れた食事を摂ること」が重要です。
日頃から定期的な検診をしっかりと受けて、自分の血圧を把握し、適度な運動をしましょう!
そして、やはり「イライラしない、穏やかな生活♪」を心がけるのがいいですよね。
個人的には、ココが一番のポイントではないかと思っています。
それでは、また。 ( ^ω^ )/
・自律神経の働きが落ち、血管の拡張や収縮が上手にできない
・季節・気温による血圧変動が大きい
・血圧が高いのに対して脳の血流量が不十分