2025年問題を、わかりやすく説明

「2025年問題」って、数年前から言われていたけど、

気付いたらあと4年・・・。

2025年になると同時に、即「日本沈没!!」

・・・という事ではありませんが、

今後、いろいろな面で、大きな影響が出てくると思われます。

そこで、今回はそんな「2025年問題」を、かんたんに書いていこうと思います。

2025年問題って、なに?

わかりやすく言うと、第一次ベビーブームに生まれた人(団塊の世代)が、75歳になる事で、

介護や医療」に必要な「お金や人材」などで、いろいろな問題が出てきますよ!

という事です。

例えば、

64歳までの1人当たりの「医療費」は、約18.4万円ほどですが、75歳以上になると約91万円まで跳ね上がります。

そして、

64歳までの1人当たりの「介護費」は、約0.4万円ほどですが、75歳以上になると約48万円まで跳ね上がります。(厚生労働省「国民医療費の概況」、「介護給付費等実態調査」 等、2016年より参照)

2025年になると、その75歳以上の高齢者が、2020に比べて300万人ほど増えると予測されています。


単純計算すると


医療費 (91万円ー18.4万円) × 300万人=2兆1780億円
 

介護費 (48万円ー0.4万円)× 300万人=1兆4280億円

だから、2020年に比べて、2025年は3.6兆円ほど、介護費・医療費が上がってしまう事が予想されるのです!!(※内閣府の予測によると、他の様々な要因も含めて、14兆円UPとの試算が出されています。)


「!!」


ケタが大きすぎて、良くわかりません・・・。

とにかく、「財政が大変です💦」ということですね。


介護や医療のお金は、主に「今働いてる人」の納めた保険料税金で賄われておりますが、

現在、「少子化」が進んでいますので、今後ますます「今働いてる人」の負担が大きくなっていく事になります。

かんたんに言うと、「医療費・介護費」を「使う人」がどんどん増えていき、

払う人」がどんどん少なくなっていく状態です。

あたり前の話ですが、「少子化」が進むという事は、働き手が減っていくという事になりますので、

サービスを利用する人」がどんどん増える一方で、「サービスを提供する人」がどんどん減っていくという事も同時に起きてきます。

このように、「お金」と「働き手」の需給バランスが、今 大きく崩れていってるのです。

そして、「年金システム」も、このパターンに当てはまります。

受給する人」が、どんどん増えていき、「負担する人」が、どんどん減っていく。

因みに、日本の経済も実質ゼロ成長なので、「働く人」の「給料」は上がらず、

「支払うもの」はどんどん大きくなっていくといった、困った状況が予想されているのです。

「・・・」


「これ、いったい、どうすればいいの?」

では、いったい どうすればいいの?

この問題の対策ですが、「コレやればオッケー!」みたいな簡単な事ではありません。

しかし、そんな難しい状況ですが、日本の政府は、なるべく自宅で生活が出来るように、「在宅での医療」や「在宅での介護」を推し進めています。

それにより、安易に入院や施設入所するよりは、かなり費用を押さえていくことが出来ます。

それを実現するためには、地域で「医療」・「介護」・「生活支援」などが、しっかりと連携をとりながら進めていく事が大切になります。

その他、「外国人労働者の受け入れ」や「少子化対策」など、2025年問題にはいろいろと検討しなければいけないことがたくさんありますが、

医療・介護の問題に関して言えば、やはり私は、「ピンピンコロリ」が目指すべきところではないかと思うのです。

高齢になっても、最後まで元気に生活していく為には、「予防が大切!と言われています。

そうする事で医療・介護にかかる「お金・人」の両方を節約することが出来ますし、本人とっても一番いい事ですよね。

予防」と考えれば、大きな問題でも、出来ることが少し見えてくる気がします。

元気にくらしていく為に、

今、私たちにできる事を1つ1つやっていきましょう! ( ^ω^ )/

それでは、また!