以前、
「ミクロの世界と不眠症」
という記事で
「原子」について
書いたのですが
「核分裂」というのが
またすごいです。
アメーバの分裂みたいに
「みちょっ」って
分かれるような
そんな
可愛いヤツでは
ありません。
原子について、
カンタンに「おさらい」を
します。
全ての物質は原子や
分子からできていて、
原子はとにかく
メッチャ小さいです。
で、原子は「電子」と
「原子核」からできていて
「原子」を
東京ドームだとすると
「原子核」の大きさは
パチンコ玉くらい
といった話をしました。
ココから新しい話ですが、
原子核の中身には
「陽子」と「中性子」が
詰まっています。
その、原子核に向かって
中性子をぶつけると
パカッと割れるみたいです。
何で、
「そうだ、中性子でも
ぶつけてみるか!」って
思ったのか、
ホント不思議なんですが、
天才たちの脳が
どうなっているのか、
凡人には決して
理解することが
できません。
で、その原子核が
パカッと割れたときに
とんでもない
「熱エネルギー」が
発生するという事です。
で、さらに
パカッと割れたときに
別の新しい「中性子」が
吹っ飛んでいく事が
わかったので、
そいつを
別の「原子核」に
当てれば、
連鎖的に
分裂させることができる!
この様に ↓
「そうすれば、
凄いエネルギーが
効率的に作ることが
できて、便利になる!」
ここで、
終わっておけば
良かったのですが、
「あれ? コレをさ、
パンパンに詰め込んで
一気に分裂させたら」
「ヤベーことに、
なりませんか?」
って気づいてしまい、
作ってしまったのが
「原子爆弾」です。
やってしまいました・・・、
もう、人類が
手を出してはいけない
禁断のブツです。
火薬を爆発させるとかの
レベルでは無いという事は
周知のとおりで、
始めて原子爆弾が
使用された当時、
広島には
35万人の人が
生活をしていましたが、
これ1つで
14万人が亡くなった
と言われています。
原子爆弾の
落下中心付近の温度は
3000℃~4000℃だそうです。
因みに鉄は
1500℃で溶けます。
オソロシヤ・・・。
なんか、
とんでもなくミクロな話
だったのに、
こんなとんでもない
「力」が隠されていたとは・・・。
そんな「核分裂の力」ですが、
兵器としてだけではなく
私たちの生活を
豊かにするためにも
活用されています。
原子力発電です。
この技術により
二酸化炭素を出さずに
大きな電力を
作ることができています。
ただし、
その力と引き換えに
放射線物質という
いわゆる「核のゴミ」
というモノも
増やし続けている
というのが現状です。
未だ、コントロール
しきれている
とは言い難い
原子核分裂の力
人類の平和の為、
地球の環境の為、
天才科学者たちの知恵で、
更なる進歩を期待しています。
それでは、さよ~なら。