機嫌が良い人は努力家

腹が立つ出来事があって
何日も経っているのに、

思い出しては、
また腹を立てる。

これを何度も繰り返す。

1回しか言われてないのに
何度も何度も自分自身で・・・。

思い出したら
また腹立ってきた!

クッソー!!
ムカツク!!!

なかなかの
「ドМ」っぷりですよね💦

これを「反芻思考」と
いうらしいのですが、

はっきり言って
コレ、私の得意技です。


でも、この「ムカつく事」を
わざわざ思い出して
腹立てるというのは、

ある程度、
仕方のない事
みたいです。

というのは、
人間は基本的に
ネガティブな思考を
持つ生き物だからです。

どういう事かというと、

あそこの道には
凶暴なクマがいる
とか

この時期のアノ場所は
メッチャ寒い
とか

生き残る為には
ネガティブな情報の方が
大切なので

記憶に残りやすい
といったシステムに
なっているのです。

よって、

「いい景色だったよね~♪」とか

「空気、美味しかったよね~♪」
みたいな

ぬるい記憶は、残念ながら
すぐに忘れ去られて
しまうのです。


では、
どうすればいいので
しょうか。

先ずは、
「あ~、
また反芻思考しる」
って
静観する。

そして、ムカつきが
収まってきたら

「まあ、反面教師で
教えてくれたんだよね」
って
前向きに変換していく。


哲学者のアランも
言っています。

「ほんとうを言えば、
上機嫌など存在しないのだ。

気分というのは、
正確に言えば、

いつも悪いものなのだ。

だから、
幸福とはすべて、

意志と自己克服とに
よるものである。」

「散らかった部屋を

自分の意志で
片付けるように

落ち込んだ気持ちは

自分の意志で
持ち上げることができる

つまり悲観主義は
幼稚な子供であり

楽観主義こそ
大人の振る舞いと
言えるのだ」

怒りのループは
やはり自分の意思
捌(さば)いて
いかなくては
ならないのです。

そう考えると
いつも機嫌のいい人って、
「努力家である」

言っていいでしょう。

先ずは、

「本能だから仕方ないよね」
 ↓
「でも、反面教師になったよ」

このルーティンですね!

思考ループ」が
出るたびに

コレをやっていれば

やがて、
捌(さば)くのが
上手くなっていくに
違いありません。

アドラー心理学の
「嫌われる勇気」
には、

本来の目的があって
それを達成するために
怒りという感情を
道具として持ち出している

みたいなことが
書かれています。

これは、
怒りの感情の後ろにある、
「別の想い・別の感情」
に目を向けてみましょう!

そんな意味だと思いますが、
はっきり言って上級編です。

初心者は
反面教師にしてやらー!
ぐらいの方が実戦的です。

先ずは初級編の
「反芻思考捌き」
マスターするべく

今日も「ムカつく思い出」と
戦っていきたいと思います。

それでは、さよ~なら。