高次脳機能障害と離婚

以前、小室哲哉さんと
KEIKOさんの離婚報道が
ありました。

小室さんが
KEIKOさんの知能は
小4くらいで、大変だったから
浮気しちゃいました
💦」

的な説明だったけど、
実はKEIKOさん全然しっかり
してるじゃん!

ひどい!
小室哲哉、このゲスめ!

そんな風に
思っていたのですが、

KEIKOさんと同じ
高次脳機能障害を抱える
鈴木大介さんという
ライターさんの記事を読み、
少し考えが変わりました。

記事の中で
高次脳機能障害になると
「離婚に繋がるケースが非常に多い」

という事が書かれていました。

どういう事かというと
この病気の特性の1つとして
感情の脱抑制」というものが
あるという事です。
(他にも様々な症状がある)

カンタンに言うと
感情のコントロールが
上手くできない

というもので

喜・怒・哀・楽」の
それぞれの感情が、爆発的に
強く発生するそうです。

この中で、
最も厄介なのが「」の感情で、
物や人に危害を加えてしまう
可能性があります。


周りからは、
怒りっぽくなった」とか
我がままになった」って
見えるのですが、

本人にとっては
今まで経験したことが
ないくらいの感情の爆発

コントロールが出来ない状態
なのだそうです。

そして、その怒りの感情は
自分で「おかしいよ」「ダメだよ!」と
分かっていても、

暴走を止めることができず、
大切な家族を傷つけてしまいます。
(記憶がないなどケースは様々)

その後に残る
自己嫌悪は凄まじく、
自分を消し去りたくなるほどの
絶望感だそうです。


実は私の母も、くも膜下出血で
高次脳機能障害を抱えていますが
ほとんど後遺症は無いと思える
状態まで回復しています。

しかしやはり、「かんしゃく」を
起こす時がたまにあります。

もともとは穏やかな性格で
「かんしゃく」を起こす事など
そうそう無かった母ですが、

「これは、老化で
怒りっぽくなったのかな・・・、
仕方がないね」

そんな風に思っていました。

しかし、その記事を読んで
納得がいきました。

高次脳機能障害は
端からみていると、
分かりづらい病気なので、

本人のせい」や「我がまま
などと、捉えられがちですが

本人は暴れ狂う感情と
いつも戦っているのかも
しれませんね。

そして、
こうも書かれていました。

高次脳機能障害は
分かりづらい特性がある為、
それを支えていた家族の葛藤や
努力なども、軽く見られてしまう

という事です。

その記事を読んでみて
私は、小室さん、
そしてKEIKOさんに対して
全く理解が掛けていたと
思いました。

周りから見て感じるよりも
当事者たちは大変な思いを
していたに違いない。

小室哲哉さん
「この、ゲスめ!」
なんて思ってしまって
スミマセン💦

きっと、私たちには
分からなくても、
大変だったんですよね・・・。

自分の親に対しての事も
そうですが、決めつけた判断をせず
想像力を働かせて、理解する努力を
忘れてはいけない
と思いました。

でも、

だからと言って

やっぱり「浮気」は
ダメだよね!


それでは、さよ~なら。