最後まで道を探し続ける話

以前、テレビで
「ALS」という病気に
かかった方の

生活を追った
番組が放送されていました。

その人は武藤さんといい

ALSは徐々に
筋肉が動かせなくなっていく
病気です。

武藤さんは27歳のときに
ALSと診断されたそうですが、

当時付き合っていた
彼女さんは、

そんな
病気の彼と共に生きていく
ことを決断します。

そして、その後

結婚します。

しかし、

現実は、

厳しさを増していきます。

最初は、
びっこひきながらでも
歩いていたのですが、

しだいに歩けなくなり、
車いすでの生活に。

やがて上半身も
動かすことができなくなり

寝たきりの状態で
24時間の介護が
必要となった。

武藤さんは、

一番恐れているのは
周囲とのコミュニケーションが
絶たれることで、

これができなくなったら
絶望してしまうと思います。

と言っていた。

しかし

なんという
仕打ちなのかと
思いますが、

今度は
声を発することが
できなりました。


私はもうこの時点で

テレビを観ていて
胸が締め付けられる
思いだったのですが、

武藤さんは
コンピューターを使い、

目で文字盤を追う事で
コミュニケーションをとる

という方法で活路を
開いていく。

そして、

もしこの先、
眼さえ動かなくなったら、

今度は脳波を使って
コミュニケーションを
取っていこう

という事で、

その研究開発も
進めているとのこと。


なんか、

明け方の早い時間に

この番組は
放送されていたのですが、

内容が凄すぎて
圧倒されました。

現在、私は
病気で片耳の聴力を失い、

平衡感覚が少し
取りずらくなって
いますが、

生活をしていく中で
大きな障害はない。

ただ、

日によって
耳鳴りが大きかったり、

多少の目眩があったりすると、

とても不愉快に
感じてしまいます。

でも、

武藤さんの
状況と比べたら、

こんなの障害のうちに
入らない。

彼は、

私だったらとっくに
絶望してしまっている
ような、

八方ふさがの
困難な状況でも、

残された突破口を
探し出し、

切り開いていく。

そして、

そんな彼を
支えている奥さんも
半端じゃない。

番組では、

奥さんの苦悩や
葛藤なども放送されて
いましたが、

本当に容易な話では
ないのです。

彼ら2人からは
多くの勇気をいただきました。

これから先、

何か、困難に出くわしたら、

2人を見習って

乗り越えていきたいと
思います。


それでは、さよ~なら!