胃カメラの破壊力

以前、人間ドックで
「胃カメラ」をやりました。

鼻からのヤツです。

口からよりは
という事で、

鼻からのタイプに
したのですが

激烈に苦しかったです。

先生は、
「ムッ、ム~?」
「返しがきついな」

「ムッ!」
「これは返しが強いな~」

と言いながら
検査を行っていました。

そんな感じで
かなり手こずらせながら
検査は終了したのですが

返しが強すぎたのか
ただの検査なのに
鼻血が出ました。

しかし、鼻よりも何よりも
「胃カメラ」は、

猛烈な苦しみと共に、
私の心に深い傷跡
残すことになりました。





そして、何年かが
過ぎていき

また、胃カメラを
やることになりました。

事前に看護師さんが
ヒヤリングしてくれたので

「実は以前こんなことがあって
大変な思いをしたんです」

って、相談しました。

すると
「では、麻酔が
強めに効くように
先生に伝えておきます」

そう言ってくれました。

そして
「鼻からのタイプと
口からのタイプとが
ありますが、どちらにします?」

と聞いてきたので、

「やっぱり鼻からの方が
苦しくないんですよね?」

と聞き返すと

「そうですね、
ただ、口からの方が
よく見えるので

見落としとかを考えると
口からの方が安心なんですよね」

との説明でした。

少し不安はあったのですが
麻酔も効くように
言ってくれるみたいだし

おすすめが「口からタイプ」
だったので、

「それなら口からの方で!」

と答えてしまいました。

すると
看護師さんは、

「分かりました
胃カメラ苦手な方なので

麻酔効くようにって、
先生に伝えておくんで
大丈夫ですよ!」

そう言って
「ニコッ」と笑顔を
返してくれました。

白衣の天使の
屈託のない笑顔に

「少し勇気を貰えた・・・」

私は、そんな気持ちに
なったのです。



そして、いよいよ
胃カメラ検査が始まり

カメラが挿入された瞬間


!!

?×☆△!!

「オ゛ェ~~!!」

余りの苦しさに
ビックリ仰天しました。

麻酔の件はいったい
どうなったというのか?

もんどりうって
苦しんでいると

先生が
「鼻から呼吸して!」
って叫んでいますが、

この状況で
とてもそんな芸当
出来ません。

どっかの隙間から
無理に呼吸をしようと
しているのか、

ジョジョの奇妙な冒険の
ラッシュ時の掛け声のような

「ガララララ・・・!」
と変な呼吸音がしだす始末。

先生は、そんな私に
悪戦苦闘しながら

鼻から!

鼻!!

と訴え続けます。

そんなこんなで、

余りの苦しさに
半分パニックになりながら
何とか終了しました。

そして、先生も
相当に疲弊したのか

「フ~、コレは1万人に
1人ぐらいのケースだな、
私でこれだけ苦しかったら
誰がやっても無理だぞ」

って言っていました。

冷静に考えれば
「そんなこと言われても💦」
といったところですが

精魂尽き果てた私には
何の感情も湧いてきませんでした。

カメラを口から抜いた瞬間に
も口から出かかっていたのかも
しれません。

そして、この時に
心に誓いました

胃カメラ
一生やんない!

それでは、また!